有料のまかない食?

手続-社労士-アイキャッチ 手続-社労士

これまで見てきていただいたように
まかない食の扱いは意外と難しいですよね。

でも これを突き詰めていくと、
福利厚生の良い会社という評判にもつながり得ますので
頑張って御社に最適な案を作り出していってください。

 更に類似のケースとして考えるべきは
食事補助 と 従業員割引価格 があります。


食事補助
 飲食店が現物支給以外の何らかの方法で、食事代を負担する制度。
 従業員割引、社員食堂、仕出し弁当、ケータリング、外部の福利厚生代行サービスなど、
 食事補助には様々な形態をとれます。
 福利厚生費として計上できる余地があります。
 

従業員割引価格
 飲食店が 従業員が注文した時に、割引価格で販売すること。
 食事補助の一つの形態であることが多い。
 福利厚生費として計上できる余地はある。
 本人が幾分かは負担することが前提。

まかない
 飲食店で現物支給される食事。
 まかない食の値段について、法的な規制は無い


まかない食の値段?
 一般的な飲食店でのまかない食は
 端材を使って料理しますので、メインディッシュの材料費はほぼかかりません。

 JA全農兵庫さんのホームページによると
お茶碗一杯分のご飯の原価は40円しないみたいです。
お味噌汁一杯分の原価は20円くらいですかね。

 まかない食を原価処理すれば、1食あたり90円で賄えそうです。

 ですので、飲食店経営者が
従業員にだけ まかない食を90円で販売し、
従業員が 60円以上を都度支払うならば、

 現物支給として社会保険料の計算に含めなくても良いようです。


 月に25日働いたとして
まかない食を25回食べ、その代金として1500円以上払う。

 それは良い店なのではないでしょうか?